過去と現在、チョン・ミョンソク牧師の事件には三つの類似点がある。
①インターネットとメディアにより、まず報道されて世論化された。
②証拠のない告訴が続いた。
③脱会者たちを煽動し、チョン・ミョンソク総裁を攻撃して金銭を要求する反JMS組織がある。
「犯罪嫌疑なく不起訴」
2011年11月から、摂理被害者対策協議会等、摂理に反対する組織は、集団被害補償を要求し、獄中のチョン・ミョンソク牧師を性犯罪、テロ教唆などの罪名で攻撃してきた。マスコミとインターネットには、多くの人々が登場し、報道は続いた。告訴、告発、陳情が続いたが、証拠は一切なかった。しかし、刺激的で煽情的な内容は真偽のほどはさておき、ネット市民(ネチズン)の好奇心を刺激し、事態が拡大する勢いだった。
すでに性犯罪でレッテルを貼られ、獄中生活をしているチョン・ミョンソク牧師には、この上なく不利な戦いだった。しかし、摂理側の積極的な対応により、タイムリーにマスコミの訂正・反論報道を取り付け、山火事が広がる直前に鎮火した。
マスコミとネット世論は既に汚名を着せた
2011年6月から続けられた10余りの捜査は、10月を締めくくりに全て嫌疑なしとして終結した。チョン・ミョンソク牧師に被害を受けたという摂理に反対する組織の主張は力を失い、内部分裂によって散り散りばらばらになった。
過去にも、似たような状況が展開された。しかし、今とは結果が正反対だった。10年にわたって、マスコミとインターネット等により形作られた世論で、すでにチョン・ミョンソク牧師は犯罪者として認識されている中で、2008年2月、女性5名の告訴により法廷での争いが繰り広げられた。当時、摂理は効果的な対応ができなかった。当時もやはり証拠はなかった。またそのうちの1人の女性は良心宣言をし告訴を取り下げもした。しかし、チョン・ミョンソク牧師は結局、女性4名に対する性的暴行、わいせつ等の罪により、10年刑を宣告された。
マスコミの事実を歪曲した報道
1999年から2004年まで何回にもわたって摂理・鄭明析牧師事件を社会問題として浮き彫りにした放送報道は、裁判所により和解勧告決定(2005年)と損害賠償判決(2010年)を受けた。この判決により、摂理は9000万ウォンの賠償を受けた。和解勧告決定文から引用した部分、放送により歪曲された主な内容は次の通りだ